ベビーシッター 資格
ベビーシッターの仕事には特別な資格は必要ありません。これが国家資格である保育士との大きな違いです。
保育士には一定以上、幼児教育のカリキュラムを対応に盛り込むことが要求されますが、ベビーシッターは時間で子供の面倒を見るという事が仕事の基軸であり、年齢も比較的小さな子供が多いです。しかし、職業を地位向上に結び付けるにはやはり民間資格などのバックアップが必要な為、公益社団法人全国保育サービス協会が認定ベビーシッター資格を発行しています。
もし仕事を探す時に、この資格があれば漫然と子供の相手をしながら雇われているという事ではなく、有資格者として求職活動から終業までを行える訳です。また、資格の内容はある程度厳しく、ベビーシッターとしての実務経験も必要とされています。
認定試験に受かると、協会に登録できそのルートからの職業紹介や加盟団体への就業も望めますから、仕事としてのベビーシッターがとても好きで天職だと感じている場合、チャレンジして損はないでしょう。
また、認定ベビーシッター以外にも、チャイルドマインダーというライセンスも存在しているようです。どちらにせよしっかりと取得すれば、基準が保育士に比べると解りにくくなりがちなベビーシッターの職業について自分の立場を明確に出来ますし、何より職業意識を持つことにつながります。かわいい子供の面倒をしっかりと見るだけでなく、心理的な側面や母親の代わりに接しているという意識も同時に高めていければ大変有意義です。
現況、保育所数の目減りや待機児童の問題などを抱える自治体は多いですが、代わりに今後共働き家庭でベビーシッターの需要が増えれば増えるほど、このような資格と就業の関係も整備されていき働きやすくなる事と思います。資格試験に関心がある方は着実に業務をこなしながら、資料などを請求して、スキルアップする体制を順次整えていくと今後の業務にも更に身が入る事と思います。